日本一の長さを誇る3333段の石段を駆け上がるステアクライムレース、Red Bull白龍走(はくりゅうそう)が6月17日(日)に熊本県下益城郡美里町で開催された。4回目の大会は北海道から沖縄県まで、過去最大の962人が参加した。

大会は、過去のRed Bull白龍走で男子35分、女子45分以内にゴールしているエキスパートクラスと、一般クラスに分けて実施。一般クラスに男性797人(完走656人)、女性133人(完走90人)が出場し、男性は27分04秒でゴールした田中飛鳥(たなかあすか、28歳、福岡県在住)、女性は33分23秒でゴールした岩村聖華(いわむらせいか、33歳、熊本県在住)が1位となった。エキスパートクラスには男性28人、女性4人が出場し、24分42秒でゴールした五郎谷俊(ごろうたにしゅん)と33分22秒のクルーパ理智(くるーぱりち)が優勝し、優勝の褒賞として石段横の大会記念碑にそれぞれの名前が刻まれることになった。


「日本一の階段ということで、どれだけツラいか自分の頭の中でイメージしながら階段の方まで向かってきました。いざ走ってみると想像のさらに上を行くツラい階段が続いて、まさに心臓破りの階段でした」とエキスパート男子の部で優勝した五郎谷。
「いつもトレーニングをしているのですが、階段で足もパンパンになりました。このような場所は日本中探してもここしかないので、人生でとてもいい経験になりました。また来年参加できれば、記録更新をねらっていきたいと思います」

2017年に一般の部で初出場してエキスパート優勝者を上回る大会新記録で優勝したクルーパは、今大会はエキスパートで参戦。2017年の自身の記録を大きく更新して優勝した。
「今年2回目の参加だったのですが、エキスパートで優勝できて、また全体でも1位だったので感無量です! うれしい!」とコメント。
●第4回Red Bull白龍走記録
エキスパート男性
五郎谷俊(ごろうたにしゅん、埼玉県在住、25歳、タイム24分42秒)
2位 永里剛城(ながさとごうき、鹿児島県在住、28歳、タイム26分02秒)
3位 荒木諭志(あらきさとし、熊本県在住、33歳、タイム26分32秒)
エキスパート女性
1位 クルーパ理智(くるーぱりち、福岡県在住、46歳、タイム33分22秒)
2位 青木佐和(あおきさわ、熊本県在住、52歳、タイム36分23秒)
3位 下村亜夕美(しもむらあゆみ、福岡県在住、40歳、タイム36分33秒)
一般男性
1位 田中飛鳥(たなかあすか、福岡県在住、28歳、タイム27分04秒)
2位 福迫誠(ふくさこまこと、鹿児島県在住、38歳、タイム28分12秒)
3位 エース栗原(えーすくりはら、山梨県在住、30歳、タイム29分21秒)
一般女性
1位 岩村聖華(いわむらせいか、熊本県在住、33歳、タイム33分23秒)
2位 俵千香(たわらちか、福岡県在住、34歳、タイム34分51秒)
3位 前田美帆(まえだみほ、長崎県在住、22歳、タイム35分42秒)

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